こんにちは!
バーチャルデュエリストのしがとです。
皆様は遊戯王界に突如現れた勇者王をご存知でしょうか?

遊戯王は度々ロボットアニメを題材にしたカードを生み出してきました。

今回の新規カードもどこかで見たことがあるデザインとなっております。
あくまでも似ている別物だと分かっていても、元ネタが好きな作品だと欲しくなってしまうのがオタクのサガです。
今回はそんな新しいロボットテーマであるべアルクティについて解説し…
失礼しました。
この子達は獣族でした。
今回はそんな可愛らしい、野性味溢れるクマさん達についての解説動画となります。
【べアルクティとは?】
べアルクティはエンシェント・ガーディアンズで初登場するシンクロモンスターを主軸とするテーマです。
べアルクティという名称は熊を意味する「bear」とロシア語で北極を意味する「アルクティカ」の組み合わせだと予想されています。
その由来の通り、べアルクティモンスターの背景は北極星の星の動きがモデルとなっています。
【べアルクティの特徴】

べアルクティは自分・相手のメインフェイズに手札のレベル7以上のモンスターをリリースして手札から特殊召喚できる共通効果を持っています。メインデッキに入るべアルクティモンスター全てが手札誘発であり、相手ターンに動くことが可能です。
この効果を使った後はターン終了時までレベルを持ったモンスターしか特殊召喚出来なくなります。そのため、主にシンクロを用いて戦うことになります。
ただ、相手ターンに動くこともできるため、次の自分ターンにエクシーズやリンクを行うこと自体は可能です。
また、べアルクティのシンクロモンスターは特殊な召喚条件を持っています。
遊戯王5D’sのダークシンクロと同じように、チューナーとそれ以外のモンスターのレベル差が自身のレベルと同じになるように特殊召喚する条件となっています。
足し算ではなく引き算が条件という特殊な召喚条件のシンクロモンスターです。
注意点としてべアルクティシンクロモンスターの特殊召喚はシンクロ召喚扱いではありません。また、「〜場合のみ特殊召喚できる」とあるため、蘇生は不可となっています。
【べアルクティの各カード解説】
ここからはべアルクティの各カードの紹介と解説となります。
《べアルクティ-ミクポーラ》

べアルクティの主力カードです。特殊召喚成功時にべアルクティモンスターを1枚サーチすることができます。
べアルクティの潤滑油となるカードであるため、特に優先して採用することになるでしょう。
《べアルクティ-ミクビリス》

このカードは特殊召喚成功時に手札からべアルクティモンスターを特殊召喚することが可能です。
消費は激しいですが、手札のべアルクティをリリースなしで特殊召喚できるため、べアルクティを展開する上で重要なカードです。
《べアルクティ-ミクタナス》

こちらは特殊召喚成功時にべアルクティモンスターを1枚墓地から回収することができます。
べアルクティは墓地にモンスターが貯まりやすいため、腐ることは少なく活躍の場は多いです。
自身の特殊召喚に使ったべアルクティモンスターをそのまま回収することも出来るため、手軽に特殊召喚できるモンスターです。
《べアルクティ-メガタナス》

このカードはべアルクティチューナーであり、他のべアルクティモンスターがいる状態で特殊召喚に成功した時、相手モンスター1枚を裏側表示にすることができます。
手札誘発として使える月の書であり、効果は非常に強力です。ただ、そのままアドバンテージを取れる訳では無いため、特殊召喚までの消費に見合うかは注意して使うことが必要です。
マストカウンターを見極めて使うことが出来れば強力なカードとなるでしょう。
《べアルクティ-メガポーラ》

このカードはべアルクティチューナーであり、他のべアルクティモンスターがいる状態で特殊召喚に成功した時、相手の魔法・罠カードを1枚破壊することが出来ます。
相手ターンに自身の効果や「べアルクティ-ミクビリス」の効果で特殊召喚できるため、手札誘発として妨害を行うことが可能です。
次ターンが来る前にエンドサイクのように伏せカードを破壊できるため、可能なら相手ターン中に動いた方が強力です。
《べアルクティ-メガビリス》

このカードはべアルクティチューナーであり、他のべアルクティモンスターがいる状態で特殊召喚に成功した時、相手の墓地のカードを1枚除外することができます。
相手のキーワードを除外できれば良いですが、相手の蘇生や回収効果にチェーンしてこのカードを特殊召喚した場合は、効果の発動タイミングのせいで除外する前に蘇生・回収されてしまいます。
そのため、肝心のタイミングで除外効果を使うことができません。
痒いところに手が届かないカードとなっていますので、採用枚数は少なめで良いでしょう。
べアルクティはサーチ・墓地回収が容易であるため、このカードは1枚あれば機能します。
《べアルクティ-ポラリィ》

このカードはべアルクティ最大のキーワードです。
召喚条件はレベル差が1となるようにチューナーとそれ以外を墓地に送ることです。
べアルクティのみで出すならレベル8チューナーとレベル7で出すことになります。
ただ、べアルクティのみで出すと消費が大きいため、このカードを特殊召喚するためのカードを出張するのも良いでしょう。
「ライティ・ドライバー」と「レフティ・ドライバー」や「深海のディーバ」などは簡単に採用出来るのでおすすめです。
また、このカードは特殊召喚に成功した時に「べアルクティ・ビッグディッパー」をデッキから発動できます。
「べアルクティ・ビッグディッパー」はべアルクティの特殊召喚コストを墓地で代用できるため、後の展開がかなり楽になります。
更にもう1つの効果として、自分フィールドのレベル7以上のモンスターをリリースして墓地のべアルクティモンスターを蘇生・回収する効果もあります。
この効果で更なるダークシンクロに繋げることができます。
リリースするモンスターはべアルクティでなくても良いため、特殊召喚が容易な高レベルモンスターを採用しても良いでしょう。
《べアルクティ-セプテン=トリオン》

このカードはチューナーとチューナー以外のシンクロモンスターのレベル差が7である時に特殊召喚できるシンクロモンスターです。
このカードがフィールドに存在している限り、エクストラデッキカラ特殊召喚されたレベルを持たないモンスターの効果は全て無効化されます。
対戦相手のデッキによっては非常に制圧力の高い効果となります。
ただし、刺さらない相手には全く刺さりません。
このカードを特殊召喚する場合は基本的に「べアルクティ-ポラリィ」+レベル8チューナーになるため、このカードが刺さらない相手にはレベル9シンクロモンスターを出すと良いでしょう。対戦相手によっては「電脳堺狐-仙々」など制圧力の高いシンクロモンスターを代わりに出した方が強い場合も多いです。
また、相手が特殊召喚に成功した時にサーチできる効果は消費の激しいべアルクティでは貴重なリソース回復手段です。
《べアルクティ-グラン=シャリオ》

このカードはチューナーとチューナー以外のシンクロモンスターのレベル差が7である時に特殊召喚できるシンクロモンスターです。
特殊召喚成功時にフィールドのカード2枚を破壊できるため、大きくアドバンテージを獲得することが可能です。
この効果には名称ターン1制限がないため、複数体このカードを出せればその分破壊効果を使うことができます。
また、べアルクティカードを対象とする効果が発動した際には手札・フィールドのモンスター1枚をリリースして発動を無効にできます。
この効果は「べアルクティ・ビッグディッパー」でコストを墓地除外にできることもあり、使い勝手は良いです。
攻めにも守りにも使えるため、べアルクティの主力モンスターとなります。
《べアルクティ-ビッグディッパー》

このカードはべアルクティモンスターのコストを墓地で代用できる効果、モンスターが特殊召喚される度にカウンターが貯まり7つ以上で相手モンスターのコントロールを奪う効果があります。
特にべアルクティモンスターのコストを墓地除外にできる効果は消費の激しいべアルクティにとって非常に重要です。
また、べアルクティは特殊召喚を多用するテーマであり、2つ目の効果も腐りにくいです。
総じて非常に重要な役割を持ったフィールド魔法となります。
このカードは「べアルクティ-ポラリィ」の効果でデッキから発動できるため、無理に手札に引いてくる必要はありません。
採用は1枚でも十分活躍してくれるでしょう。
ただ、採用枚数1枚だと破壊された時に厳しくなるため、その点を見越して複数採用もありです。
デッキ枚数を鑑みて枚数調整を行うと良いでしょう。個人的には2枚くらいがちょうど良いかと思います。
《ベアルクティ・ディパーチャー》
めちゃくちゃ優秀なサーチカードです。
手札の枚数を減らさずに2枚サーチは超強力です。
サーチしたカードから更なるサーチに繋げられるため宇宙です。 また、べアルクティのコストを墓地除外で肩代わりする効果も強力です。
墓地へ送られたターンは使用できませんが、相手ターンに動けるべアルクティでは大きなデメリットにはなりません。
これは是非3枚積みたい強力なカードです。
《べアルクティ-スライダー》

このカードは墓地・除外ゾーンからべアルクティモンスターを蘇生できる速攻魔法です。
このカードで特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊されますが効果は使えます。
べアルクティは相手ターンにも使える効果を持つモンスターが多く、この蘇生札は非常に使いやすいです。
「べアルクティ・ビッグディッパー」で除外されたカードを再利用することも出来るので、優先的に採用して良いカードです。
《べアルクティ-クィントチャージ》

このカードは1ターンに1度700ライフ払うことで、墓地回収又はダークシンクロできる永続罠カードです。
消費の激しいべアルクティで自分・相手の毎ターン墓地回収が出来るのは非常に強力です。
また、相手ターンにフリーチェーンでダークシンクロすることで「べアルクティ・グラン=シャリオ」を特殊召喚し、2枚の破壊に繋げることもできます。
その他、べアルクティシンクロモンスターが相手の攻撃で破壊された時、相手は手札・フィールド・墓地のカードが合わせて7枚になるようにデッキに戻さなければならないという効果も持っています。
相手にも警戒されるため、狙って発動できる機会は少ないですが、中盤以降では強力な効果になりうるため忘れないようにしましょう。
【べアルクティと相性の良いカードを解説】
ここからはべアルクティと相性の良いカード紹介となります。
《クリスタル・ガール》

このカードは召喚したターンのエンドフェイズ時にレベル5以上の水属性モンスターをサーチできます。
メインデッキに入るべアルクティは全てレベル5以上の水属性モンスターであるため、万能サーチカードとなります。
べアルクティは相手ターンに動くことが出来るため、エンドフェイズのサーチでも有効に活用することが可能です。
また、レベル5以上の水属性モンスターがフィールドにいれば自己蘇生が可能です。
べアルクティチューナーとシンクロするなら合わせてレベル9シンクロモンスターを採用しておくと活用出来る機会は多いでしょう。
《獣王アルファ》

汎用性の高い最上級モンスターです。
このカード単体で腐ることがなく、べアルクティのリリース素材としても利用できます。
除去効果は自身をバウンスして利用できるため、除去後にべアルクティのコストにすることもできます。
また、同じ獣族であるため、獣サポートのカードを採用する場合はこのカードも恩恵を受けることができます。
《ダイナレスラー・パンクラトプス》

こちらも汎用性の高い最上級モンスターです。
緩い召喚条件とフリーチェーンの除去効果を持っており、ほとんど腐ることがありません。
「獣王アルファ」と異なるこのカードの利点はレベル7という点です。
べアルクティチューナーは全てレベル8であるため、べアルクティチューナーを使って「べアルクティ-ポラリィ」召喚するにはレベル7のモンスターが必要です。
このカード自体の汎用性の高さ、べアルクティのリリース素材にできる点、「べアルクティ-ポラリィ」の素材にできる点などメリットは多いです。
《死霊王ドーハスーラ》

フィールド魔法さえあれば毎ターン自己蘇生できる最上級モンスターです。
べアルクティでは基本的に「べアルクティ-ポラリィ」の効果で「べアルクティ-ビッグディッパー」が常に発動している状態ですので最大限蘇生効果を活かすことができます。
べアルクティの特殊召喚のための手札コストの他には、このカードがフィールドにいれば「べアルクティ-ポラリィ」の効果コストにすることもできます。
また、チューナーではないレベル8モンスターであるため、べアルクティチューナーと合わせて「アルティマヤ・ツォルキン」の特殊召喚素材にすることも可能です。
特殊召喚条件の緩さが目立ちますが、アンデット族モンスターの効果を無効にする効果も強力です。
相手ターンにサーチ効果を利用することの多いべアルクティにとって「灰流うらら」を無効にできるこのカードは貴重な存在です。
1枚採用しておくだけで活躍しますので、このカードは結構おすすめです。
《地縛超神官》

フィールド・墓地両方にシンクロモンスターがいる時に特殊召喚できる効果、特殊召喚成功時に「地縛神」をサーチできる効果、このカードがフィールドにいる時に「地縛神」モンスターを召喚すると相手ライフを3000にできる効果を持っています。
一気にワンターンキルまで持っていけるロマンカードです。
べアルクティは「べアルクティ-ポラリィ」を経由してシンクロモンスターを展開するため、フィールド・墓地の両方にシンクロモンスターを用意するのは簡単です。
更に「べアルクティ-ポラリィ」の効果で「べアルクティ-ビッグディッパー」が発動するため、フィールド魔法が無くて困ることもありません。
今までは成功させるのがかなり難しい地縛神のワンターンキルでしたが、べアルクティと組み合わせれば比較的簡単に盤面を揃えることが出来ます。
ワンターンキルを狙う場合は攻撃力3000である「地縛神CcapacApu」か「地縛神Uru」のどちらかを採用しましょう。
《機巧蛇-叢雲遠呂智》

個人的に特におすすめのカードです。
べアルクティのコストにできるレベル8であり、かつ自己蘇生も可能です。
更に相手ターンに動くことも可能と非常にべアルクティと相性が良いです。
単純にこのカード自体のカードパワーも高く、腐ることは少ないでしょう。
べアルクティはエクストラデッキの消費が少ないため、破壊効果も存分に活用することができます。
《アルティマヤ・ツィオルキン》

高レベルチューナーを擁するべアルクティなら比較的簡単に出せる強力なカードです。
チューナーはべアルクティのレベル8モンスターを使用する場合、非チューナーもレベル8が必要となりますが、べアルクティのレベル8はチューナーのみであるため、前述の「機巧蛇-叢雲遠呂智」や「獣王アルファ」などを素材にすると良いでしょう。
このカードの効果で特殊召喚するモンスターは「クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン」など制圧力の高いモンスターがオススメです。
ほぼ同じ条件で「究極幻神アルティミトル・ビシバールキン」も特殊召喚可能ですが、こちらはせっかくのトークン展開効果をべアルクティの誓約でリンクなどに繋げられないため惜しいところです。
このカードから強力なシンクロモンスターを展開する方がおすすめです。
《金満で謙虚な壺》

べアルクティはエクストラのカードをあまり消費しないため相性が良いです。
「強欲で金満な壺」の方が1枚多くアドバンテージを取れますが、「強欲で金満な壺」の場合は除外がランダムであるため「べアルクティ-ポラリィ」が除外されると厳しいです。
安定性を考えるなら「金満で謙虚な壺」の方がおすすめです。
《一点着地》

1ターンに1度、手札からモンスター1枚のみが特殊召喚に成功した時に1枚ドローできる永続魔法です。
ドロー効果を使わなかったターンのエンドフェイズに墓地に送られますが、べアルクティなら自分・相手ターン問わずに展開できるため継続してドロー効果を使うことができます。
べアルクティは消費が激しいため、継続的にドローし続けられるこのカードは是非採用したいです。
べアルクティと相性の良いカード紹介は以上となります。
【べアルクティについてまとめ】
べアルクティは全員が手札誘発、そしてダークシンクロと非常に個性的なテーマです。
消費は激しいですが、相手ターンの展開や妨害が可能など使っていて面白いテーマになります。
難易度の高いデッキですが、是非皆さんもべアルクティデッキを作ってみてください!
今回紹介した以外にも相性の良いカードがございましたらコメント欄に追記ください。
ご視聴ありがとうございました!
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