皆さん、こんにちは!
バーチャルデュエリストのしがとです。
突然ですが、皆さんは何かリスペクトしているものはありますか?
対戦相手でしょうか?
自分のデッキでしょうか?
それとも、勝利でしょうか?
俺は、負けたくないいいいい!
ということで、今回は勝利をリスペクトしているヘルカイザーの使用テーマ、ストラクチャーデッキの発売する「サイバー・ダーク」の解説になります。
【これまでのサイバー流】

これまでのサイバー流は表サイバーと裏サイバーは完全に別れたものになっていました。
表サイバーはサイバー・ツインやランページを主軸としてワンキルを狙う型や、サイバー・ドラゴン・インフィニティで制圧を行うエクシーズ型があります。

カードパワーも高く、今でも戦えるテーマです。
裏サイバーは4年前にデュエリストパックで強化されましたが、現代で戦うには安定性とカードパワーの双方が不足している状態でした。

今回登場したストラクチャーデッキ「サイバー流の後継者」では、この裏サイバーが大幅に強化され、表サイバーを裏サイバーのサポートに利用できるようになります。
では順に新規カードを見ていきましょう!
【サイバー流の後継者の新規カード】
ここからはサイバー流の後継者の新規カード紹介となります。
《アタッチメント・サイバーン》

このカードは手札・フィールドから攻撃力600アップの装備カードとして機械・ドラゴン族のサイバーに装備できる効果、
装備状態の自身が墓地に送られた際に他のサイバーを蘇生できる効果を持っています。
攻撃力600アップは小さい数値に思えますが、何とサイバー・ダークの効果で装備した場合は600+自身の攻撃力1600の2200アップになります。
下級サイバー・ダークですら攻撃力3000となりますので、思った以上に強力です。
元から高火力の表サイバー軸の場合はあまり活躍しませんが、
サイバー・ダークなら非常に強力なサポートになります。
《サイバー・ダーク・キメラ》

このカードは手札の魔法・罠を捨てることでパワーボンドをサーチしつつ、このターン墓地融合を可能にする効果、墓地へ送られた場合に同名カードがないサイバー・ダークをデッキから墓地に送る効果を持っています。
パワーボンドをサーチした後、自身をリンク素材などにして墓地へ送り、墓地肥やし効果で素材を集めて墓地融合する流れが強力です。
サイバー・ダークでは新たな主軸となるカードです。
表サイバーを中心にして組む場合は重要度が下がりますが、
ランページでワンキルを狙うならタイプならパワーボンドのサーチ要因として採用できるでしょう。
《鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン》

ストラクで登場したサイバー流の超大型切り札カードです。
サイバー・エンド・ドラゴンとサイバー・ダーク・ドラゴンという激重素材であり、召喚のハードルは中々高いです。
融合召喚の他に、サイバー・エンド・ドラゴンを装備したサイバー・ダーク融合モンスターをリリースして特殊召喚することも可能です。
が、こちらも激重であることには変わりません。
表サイバーはでは言わずもがな、サイバー・ダークでもこのカードは召喚までの消費が大きいため、主軸にする場合は特化した構築が必要です。
その分強力な耐性を持っており、相手が発動した効果を一切受けません。
対戦相手のデッキによっては詰みに持っていくことが可能です。
ただし、永続効果や壊獣、自身の攻撃力を上げるアストラムなどには無力です。
また、装備カードの数だけ攻撃できる効果も持っています。
自身の効果で墓地から1枚装備できますが、複数回攻撃するには別途装備することが必要です。
アタッチメント・サイバーンなど無理なく採用できるカードを装備するのが良いです。
耐性は強力ですが穴も多いため、相手ターンを乗り切るよりも一気にキルしにいくことを意識するのが良いでしょう。
このカードの召喚ルートは後ほど解説します。
《エターナル・サイバー》

このカードはサイバー融合モンスターを召喚条件を無視して蘇生する効果、墓地から除外してサイバー融合モンスターの破壊を防ぐ効果を持っています。
召喚条件を無視して蘇生とありますが、蘇生制限は無視できません。
遊戯王では特殊召喚モンスターは正規の方法で特殊召喚していなければ蘇生はできません。
そのため、エクストラデッキから直接墓地に送ったモンスターはこのカードで蘇生できません。
大きな悲しみを背負ったカードです。
ちなみに「召喚条件を無視して」というのは
「このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない」「このカードは特殊召喚できない」などのことです。
サイバー融合モンスターでこのような制限があるのはサイバー・ダーク・ドラゴンとサイバー・ダーク・エンド・ドラゴンのみです。
蘇生カードとしては使い道はかなり限られますので、利用の際は墓地効果をメインを考えることになります。
サイバー・ダーク・キメラの効果コストにしてしまうのが良いでしょう。
わざわざそのために採用するメリットがあるかと言われれば…
適当な汎用カードを入れた方が強いかもしれません…
《サイバネティック・ホライゾン》

このカードはサーチを行いつつ一気に墓地を肥やせるカードです。
手札・デッキから1枚ずつサイバーを墓地に送るのはコストであり、効果が止められても1枚はデッキから墓地送りが可能です。
また、効果ではサーチ+エクストラデッキからサイバー融合モンスターの墓地送りが可能です。
このカードで一気に墓地を肥やしてサイバー・ダーク・エンド・ドラゴンを狙っていくことになります。
また、このカードはサイバー・ダークとして扱う効果があります。
そのため、サイバー・ダーク・クローからサーチが可能です。
逆にこのカードからサイバー・ダーク・クローをサーチすることも可能であり、安定して墓地肥やしを行っていくことができます。
墓地を肥やした後はサイバー・ダークネス・ドラゴンやサイバー・ダーク・エンド・ドラゴンを展開していきましょう。
《サイバー・ダーク・ワールド》

このカードは墓地に同名カードがないサイバー・ダークをサーチする効果、サイバー・ダークを追加で召喚できる効果、サイバー・ダークの装備を相手の墓地からも可能にする効果を持っています。
サーチ効果は言わずもがな強力です。
サイバー・ダークはサーチ効果を持ったカードだらけであり、
ほぼ何処からでも好きなカードにアクセスできます。
また、2つ目の効果も強力です。
追加で召喚できるため、召喚権を多く使うサイバー・ダークでは重要な効果です。
3つ目の効果は重要度は低いですが、後に発売する「輪廻独断」と組み合わせることで相手モンスターを自由に奪えるようになります。
原作さながらの動きが可能になりますので、ロマンを求めるなら合わせて採用しても良いでしょう。
総じてこのカードはサイバー・ダークの安定性を大きく高められる
非常に強力なカードです。
《サイバー・ダーク・インヴェイジョン》

このカードは自分・相手の機械・ドラゴンのモンスターを
サイバー・ダークに攻撃力1000アップのカードとして装備する効果、装備カードを墓地に送ることでフィールドのカード1枚を破壊する効果を持っています。
装備効果は戦闘サポートとしても、フィールドに装備カードを増やす目的でも活躍します。
サイバー・ダーク融合モンスターに装備出来れば、融合モンスター側の効果も相まって強力なサポートとなります。
破壊効果は毎ターンフリーチェーンで使える妨害となるため、是非とも伏せておきたいカードになります。
サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン単体では穴も多いため、先行の場合はこのカードでサポートするのが良いでしょう。
また、1ターンに1度どちらかの効果を選んで発動となりますが、
このカード名の効果は1ターンにそれぞれ1回しか発動できません。
そのため、複数枚発動していても
同じ効果は選べないので注意しましょう。
【サイバー・ダーク・エンド・ドラゴンの出し方】
ここからはサイバー流の真の切り札、サイバー・ダーク・エンド・ドラゴンの展開方法になります。
非常に重いサイバー・ダーク・エンド・ドラゴンですが、サイバー・ダーク・クローとコスト2枚があれば呼び出すことが可能です。
消費は大きいですが、召喚難易度自体はあまり高くはありません。
必要な手札は《サイバー・ダーク・クロー》+闇属性以外のサイバー(または《サイバー・ダーク・キメラ》)+任意の魔法・罠カード となります。
《サイバー・ダーク・クロー》の(1)で《サイバネティック・ホライゾン》をサーチ
手札・デッキより闇属性以外のサイバーと《サイバー・ダーク・キメラ》を墓地へ送って《サイバネティック・ホライゾン》を発動
《サイバネティック・ホライゾン》の効果でデッキから《サイバー・ダーク・カノン》をサーチ、EXデッキから《サイバー・エンド・ドラゴン》を墓地へ送る
《サイバー・ダーク・キメラ》の(2)でデッキから任意のサイバー・ダークを墓地へ送る
《サイバー・ダーク・カノン》の(1)で《サイバー・ダーク・キメラ》をサーチ
《サイバー・ダーク・キメラ》を召喚し、(1)で魔法・罠カードを手札コストに《パワー・ボンド》をサーチ
《パワー・ボンド》でフィールド・墓地の《サイバー・ダーク・キメラ》2枚&《サイバー・ダーク・カノン》&《サイバー・ダーク・クロー》&任意のサイバー・ダークの5体を素材に《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》を融合召喚
《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》の効果でEXデッキから墓地へ送られた《サイバー・エンド・ドラゴン》を装備
《鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン》をリリースして《鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン》
という手順です。
サイバー・ダーク・クロー自体はサーチする手段も多いため、
妨害がなければ簡単にサイバー・ダーク・エンドを立てることが可能です。
ただし、途中でパワーボンドを経由する都合上、エンドフェイズ時に大ダメージを受けます。
先行でサイバー・ダーク・エンド・ドラゴンを立てることを意識するより、後攻でワンターンキルを狙う方が良いでしょう。
【相性の良いカード】
ここからは相性の良いカード紹介となります。
今回のサイバー流の後継者は必須パーツがほぼほぼ再録されており、デッキを3つ買えば構築はほぼ完成します。
汎用カードも再録されており、かなり強力なラインナップです。
そのため、ここで紹介するのはそこに含まれていない一部のコンボパーツになります。
《シューティング・クェーサー・ドラゴン》

このカードはフィールドから離れた時に「シューティング・スター・ドラゴン」を特殊召喚する効果を持っています。
サイバー・ダーク・クローの効果でエクストラデッキから墓地へ送った後、サイバー・ダーク融合モンスターやサイバーダーク・インヴェイジョンで装備することで効果を活用します。
展開の途中で大型モンスターを出せるため、可能なら狙いに行っても面白いカードです。
サイバー・ダークならエクストラデッキに比較的余裕があるため、
無理をせずに採用が可能です。
《轟雷帝ザボルグ》

このカードはアドバンス召喚時にモンスターを1枚破壊し、
そのモンスターが光属性だった場合にそのレベル分お互いのエクストラデッキから墓地送りにする効果を持っています。
基本的には自身を破壊し、相手のエクストラデッキを破壊しつつ、自身の墓地を肥すことになります。
サイバー・ダーク・エンド・ドラゴンの素材を墓地に送りつつ、
捕食生物キメラフレシアも墓地に送りオーバーロード・フュージョンもサーチ可能で融合召喚の準備が整います。
かなりコンボ性が強くなりますが、相手のデッキによっては戦術を大きく狂わせつつサイバー・ダーク・エンド・ドラゴンの準備ができます。
リリース素材が光属性なら相手のエクストラデッキから墓地に送るカードをこちらで選べるため、表サイバーと裏サイバーを組み合わせた構築がおすすめです。
構築難易度は上がりますが、回ればかなり楽しい構築になりそうです。
《輪廻独断》

このカードは6月発売のアニメーションクロニクルにて新規収録される永続罠カードです。
1ターンに1度、お互いの墓地のモンスターを宣言した種族に変えられる効果を持っています。
遊戯王GXでもヘルカイザーがこのカードで墓地のモンスターをドラゴン族に変えてサイバー・ダークで装備しておりました。
原作とは異なり、1ターンに1度変更できるため、ドラゴン族にして装備する以外に機械族にして融合素材にする、相手ターンに変更して妨害するなど様々な活用手段があります。
原作再現もできますので、特におすすめのカードです。
【サイバー流の後継者についてまとめ】

今回のストラクチャーデッキの登場でサーチカードが複数枚増加し、サイバー・ダークの安定性は大きく向上しました。
また、表サイバーと裏サイバーを組み合わせた構築も可能になり、原作ファンならかなり楽しめるデッキとなっています。
ストラクチャーデッキは再録カードも類を見ないほど豪華ですので、是非3箱買ってサイバー流デッキを組んでみてください!
今回紹介した以外にもおすすめのカードなどございましたら、
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