皆さん、こんにちは!
バーチャルデュエリストのしがとです。
2021年4月某日。
突如公開されたデスピアのイラストを見て、多くのデュエリストは衝撃を受けました。

ドラグマやアルバスの落胤に似た闇堕ちしたキャラクター達がいる…?!
遊戯王は今までに闇堕ち展開をこれでもかというくらい行ってきた前科があるため、アルバスの落胤達を応援するデュエリストは悲しみにくれました。
しかし、後の追加カードでアルバスの落胤やドラグマの面々は無事であることが明らかになりました。
KONAMIは11期にしてついに救いのある展開を生み出したのです。
これにはデュエリスト達も歓喜です。
そんな発売前からデュエリストの感情をジェットコースターの如く荒ぶらせてきた「デスピア」について解説していきたいと思います!
【デスピアとは?】

デスピアは絶望を意味する「despair」や、死を意味する「death」、徹底した支配社会である「dystopia」などを組み合わせた名称であると予想されています。
一部モンスターのデスピアンは更にそこに役者を意味する「thespian」もかけていると思われます。
メインデッキに入るモンスターは闇属性・天使族、エクストラデッキに入るモンスターは光属性・悪魔族で統一された融合を軸にしたテーマです。
カードイラストのストーリーと繋がりのある「アルバスの落胤」や烙印カードと組み合わせられる効果となっております。
【デスピアのカード紹介】
ここからはデスピアカードの紹介となります。
《烙印劇場デスピア》

デスピアの主軸となるフィールド魔法です。
このカードはレベル8以上の融合モンスターを融合召喚する効果、融合モンスター以外の天使族モンスターがやられると墓地からレベル8以上の融合モンスターを蘇生する効果を持っています。
融合召喚効果はデスピアに限定されていないため、他の融合テーマと組み合わせることが可能です。
このカードは後述の「デスピアの道化アルベル」や「テラフォーミング」などサーチ手段が非常に多いです。
融合テーマは事故率が高いことが難点ですが、このカードやデスピアを合わせて安定性を上げることができます。
また、蘇生効果はメインデッキのモンスターが天使族であるデスピアなら簡単に満たすことができます。
堕天使やファーニマルなども融合モンスターを利用し、天使族モンスターの採用があるテーマなのでどちらの効果も活かすことができます。
組み合わせてみても面白いかもしれません。
《喜劇のデスピアン》

このカードはデスピアカードが対象にされた際に手札から捨てることでその効果を無効にする効果、融合モンスターをリリースして墓地から自己蘇生する効果を持っています。
対象とされるのはデスピアカードであれば良いので、モンスターだけでなく「烙印劇場デスピア」を守ることも可能です。
最終盤面にデスピアを出すタイプのデッキなら活躍の機会はあるかと思われます。
自己蘇生効果は使うと基本的に損することになりますが、相手の除去に合わせてサクリファイスエスケープが可能です。
「烙印劇場デスピア」があれば、蘇生したこのカードが除去されれば更に融合モンスターを蘇生できます。
ここはセットで使うことになります。
《悲劇のデスピアン》

このカードは効果で墓地送りか除外された際に「デスピア」モンスターをサーチする効果、墓地から自身を除外して墓地の「烙印」魔法罠をセットできる効果を持っています。
サーチ効果もセット効果も単純にアドバンテージを獲得出来る効果であるため非常に強力です。
積極的にこのカードを素材に融合召喚を行いたいです。
2つの効果は1ターンにいずれか1つしか発動できませんが、どちらも強力ですので3積みしたいカードです。
《デスピアの道化アルベル》

このカードは召喚・特殊召喚に「烙印」魔法罠をサーチする効果、融合モンスターが相手に除去された時に墓地から自己蘇生して相手モンスター1枚の効果を無効にする効果を持っています。
召喚時にサーチ効果を持っているカードは大抵強いです。このカードも例に漏れず、非常に強力なデスピアの主力モンスターです。
このサーチ効果で「烙印劇場デスピア」や「白の烙印」をサーチして融合召喚に繋げていくのが基本戦術です。
また、自己蘇生効果も条件が緩く、除外されるデメリットなどもありません。シンプルに強いです。
ただし、このカードの効果は1ターンにいずれか1つしか発動できないため、自己蘇生してサーチは流石に出来ません。これが出来たら最強でした。
この点は惜しいですが、デスピアを支える強力なカードですので、可能な限り積みたいです。
《デスピアの大導劇神》

このカードはエクストラのモンスターが特殊召喚された際に効果を無効にできる効果、手札・フィールドから融合素材となった時に特殊召喚できる効果を持っています。
このカードも特殊召喚の条件が非常に緩く、更に1妨害構えることができるため強力です。
攻撃力も3000あり、融合召喚からそのままキルする際にも大きく活躍してくれる事でしょう。
効果はデスピアに限定されていないため、他の融合ギミックがあるデッキに出張することも可能です。
デッキ融合や墓地融合に対応していないのは惜しいところです。
デッキ融合に対応していたらタダでさえカードパワーの高い「影依融合」が壊れるところでした。
《デスピアン・クエリティス》

このカードはデスピア+光又は闇属性という緩い条件で出せる融合モンスターです。
自分・相手ターンにレベル8以上の融合モンスター以外の攻撃力を全て0にでき、アタッカーとしても妨害としても優秀です。
基本的には「烙印劇場デスピア」でこのカードを展開して戦っていくことになります。
また、表側表示のこのカードが相手の効果で除去された際にデッキからデスピアか「アルバスの落胤」を手札に加えるか特殊召喚が可能です。
状況に合わせたデスピアのリクルートも強力ですが、「アルバスの落胤」を特殊召喚すればそのまま相手モンスターを素材に融合召喚が可能です。
このカードが効果で除去される必要がありますが、攻撃力を0にする効果の存在からこのカードは戦闘で突破される可能性は限りなく低いです。
アタッカーとしても、妨害としても、後続確保としても強力であるため、デスピアのエースにふさわしいモンスターです。
《デスピアン・プロスケニオン》

このカードはデスピア+光属性+闇属性の3枚が素材の大型融合モンスターです。
3枚融合ですので素材は結構重いですが、その分一気にキルしにいける火力を持っています。
自分・相手のメインフェイズに相手の墓地から融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターを蘇生する効果、戦闘で相手モンスターを破壊した時にこのモンスターの攻撃力と守備力で高い方の数値分ダメージを与える効果を持っています。
蘇生効果は自分・相手ターンに毎回使えるため、相手の墓地が肥えていれば大きくアドバンテージを獲得できます。
2つ目のダメージ効果と合わせて一気にライフポイントを削りきることも容易です。
ただし、妨害効果や耐性、後続確保の効果などは一切持っていないため除去されるとキツイです。
基本的には「デスピアン・クエリティス」を優先して融合召喚し、このカードは一気にキルしにいける時に出すのが良いでしょう。
《烙印開幕》

このカードは手札を一枚捨てることでデッキからデスピアモンスターをサーチ・リクルートできる速攻魔法です。
このターン融合モンスターしかエクストラデッキから出せなくなりますが、融合召喚メインの戦術なら大きなデメリットではありません。
基本的には「デスピアの道化アルベル」を特殊召喚し、その効果で「烙印劇場デスピア」をサーチ。そこから融合召喚に繋げて戦っていくことになるでしょう。
【デスピアと相性の良いカード紹介】
ここからはデスピアと相性の良いカードやテーマの紹介となります。
デスピアは融合テーマとなら簡単に組み合わせることが出来るため、好みに合わせて様々なデッキを組むことが可能です。
一部のおすすめテーマを紹介していきますが、それ以外におすすめがあればコメント欄にご記載くださいませ!
《ドラグマ》

最初にオススメなのが、安心と信頼のどこでも出張セット「ドラグマ」です。
「アルバスの落胤」を採用するタイプのデッキにする場合は、サポートを共有できるドラグマと組み合わせやすいです。
単純に1枚1枚のカードパワーも高く、デッキの安定性を高めることが可能です。
ストーリー的にも大きく繋がりがあり、デスピアはドラグマの武具などが変化した姿となっています。
ある意味同一テーマとも言えるので、組み合わせてみても良いでしょう。
《シャドール》

次にオススメなのがシャドールです。
シャドールはアドバンテージを失わずに融合召喚できる強力なテーマです。
シャドールは闇属性が中心であるため、デスピア融合モンスターの素材にできる他、逆にシャドール融合モンスターの素材にデスピアモンスターを使うことも可能です。
また、シャドールは「悲劇のデスピアン」と同じく、効果で墓地へ送られた際に発動する効果を持っています。
「影依融合」でシャドールモンスターと「悲劇のデスピアン」を素材に融合召喚すれば大きくアドバンテージを獲得しつつ、デスピアの展開に繋げることができます。
「烙印劇場デスピア」の効果でレベル8以上のシャドール融合モンスターを融合召喚することも可能ですし、お互いのテーマが効果を共有できるため相性が非常に良いです。
個人的には特にオススメしたいテーマとなります。
《堕天使》

次に紹介するのは種族サポートを共有できる「堕天使」です。
メインデッキに入るデスピアは闇属性・天使族で統一されているため、堕天使と同じ属性・種族となっています。
堕天使には大型融合モンスター「黎明の堕天使ルシフェル」が存在しています。
デスピアもこのカードの融合素材となるため、違和感なく組み合わせることが可能です。
「烙印劇場デスピア」の蘇生効果も天使族主体の堕天使なら活躍させることが出来るでしょう。
《ファーニマル》

ファーニマルも堕天使と同じく、天使族が主体で融合召喚を行うテーマです。
そのため、「烙印劇場デスピア」の効果を最大限活かすことができます。
ただし、属性はバラバラであり、融合モンスターもレベル8より低いカードが多いです。
相性は悪くないですが、組み合わせる際の調整は少し難しくなります。
《HERO》

最後に紹介するのはHEROです。
レベル8以上の融合先の選択肢が多く、違和感なく採用することができます。
また、メインデッキに入るデスピアモンスターは闇属性であるため、「マスク・チェンジ・セカンド」と合わせて「M・HERO ダーク・ロウ」を採用するのが強力です。
「烙印開幕」の墓地効果で「M・HERO ダーク・ロウ」を守ることも出来るため場持ちが良くなります。
融合HEROにデスピアを出張する形式、デスピアに「マスク・チェンジ・セカンド」と「M・HERO ダーク・ロウ」を出張する形式のどちらも強力ですので、自身の好みに合わせて主軸を決めるのがオススメです。
【デスピアについてまとめ】

イラストで遊戯王界隈を大きく騒がせたデスピアですが、テーマとしても強力且つ他テーマと組み合わせやすい応用力のあるものになっています。
イラストストーリーに合わせたデッキにしても良し、性能で組み合わせてみても良し、様々な構築が出来るので、ぜひご自身のお気に入りテーマと組み合わせてみてください!
今回紹介した以外でもオススメのテーマやカードなどございましたら、コメント欄にご記載くださいませ!
ご視聴ありがとうございました。
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