こんにちは!バーチャルデュエリストのしがと(@shigato_vtuber)です!
今回は登場から即環境入り、イラスト人気も非常に高い、ごはんは沢山食べるタイプの教導(ドラグマ)について解説していきます。

教導(ドラグマ)のテーマ設定・ストーリーについて解説
まずは教導(ドラグマ)のテーマ設定、ストーリーから解説していきます。
- 人々から“深淵”と呼ばれ、外界から隔絶された大陸。
- その地では古より巨大な異空間“ホール”が出現し、その顎を広げて人々や土地を飲み込む現象が発生していた。
- しかし“ホール”は人々を飲み込む厄災であるのみならず、極稀に人智を越えた恩寵とも言うべき力をその地にもたらす事もあった。
- ある時は未知なる暗黒物質。
- またある時は、超文明の遺物と思わしきテクノロジー。
- そして時には生命でさえも……。

11期のストーリーの舞台となるのは“深淵”と呼ばれる大陸。「教導国家ドラグマ」はその地に存在する大国の名となっています。
ある時、教導国家ドラグマに巨大なホールが出現します。

ホールの出現を確認した「教導の騎士フルルドリス」と「教導の聖女エクレシア」は現場へと向かいます。
ホールより現れたのは天底の使徒、「灰燼竜バスタード」。

「灰燼竜バスタード」は強大な力を持つドラゴンでしたが、「教導の騎士フルルドリス」の活躍によって討ち取られます。
「教導の聖女エクレシア」は討ち取られたドラゴンが落ちた先で、1人の少年と出会います。

廃墟となった街、瓦礫の中から現れたのは先程まで竜の姿をしていた褐色の少年でした。
少年と少女が出会った時、2人の冒険の物語が幕を開けるのです。

続きは次のパックで。
鉄獣戦線(トライブリゲート)のカードイラストに繋がります。
教導(ドラグマ)の戦い方・主力カード
教導(ドラグマ)モンスターは一部を除き、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合に手札から特殊召喚できる共有の効果を持っています。
展開の条件が非常に緩いことから、数多くのデッキに出張させることが可能です。
まずは教導(ドラグマ)の主力モンスターを紹介します。
《教導の聖女エクレシア》

効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「教導の聖女エクレシア」以外の「ドラグマ」カード1枚を手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードはEXデッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されない。
教導(ドラグマ)ドラグマ共通の特殊召喚、エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターに戦闘で破壊されない効果とサーチ効果を持った教導(ドラグマ)の主力カードです。
サーチ効果を使った後はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚出来なくなるため、各種展開後に出すのが良いでしょう。
後述の「天底の使徒」からもサーチでき、教導(ドラグマ)の高い安定性を形作るキーカードとなります。
《教導の騎士フルルドリス》

効果モンスター 星8/光属性/魔法使い族/攻2500/守2500 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに存在する場合、 自分・相手のメインフェイズに発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 自分フィールドに他の「ドラグマ」モンスターが存在する場合、 さらにフィールドの表側表示モンスター1体を選んでその効果をターン終了時まで無効にできる。 (2):自分の「ドラグマ」モンスターの攻撃宣言時に発動できる。 自分フィールドの全ての「ドラグマ」モンスターの攻撃力は500アップする。
このカードも他の教導(ドラグマ)同様非常に緩い特殊召喚条件を持ち、なんとこのカードは相手ターンにも特殊召喚することが出来ます。
更に他の教導(ドラグマ)が自分フィールドに存在する場合、モンスター1体の効果をエンドフェイズ時まで無効にできるため、手札誘発として利用することができます。
「教導の聖女エクレシア」から簡単にサーチでき、アタッカーにも妨害札にも使える非常に強力なカードです。
《教導の大神祇官》

効果モンスター 星8/光属性/魔法使い族/攻1500/守3000 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分の墓地から融合・S・X・リンクモンスター1体を除外して発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 (2):自分メインフェイズに発動できる。 自分のEXデッキからカード名が異なるモンスター2体を墓地へ送る。 相手は自身のEXデッキからモンスター2体を墓地へ送る。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
このカードは他の教導(ドラグマ)カードとは召喚条件が異なります。
自分の墓地から融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターのどれか1枚を除外することで特殊召喚が可能です。
他の教導(ドラグマ)とは異なるものの、非常に緩い召喚条件のため、特殊召喚に困ることはないでしょう。
このカードは「自分と相手はエクストラデッキからカードを2枚墓地に送る」という起動効果を持っています。
ここで墓地に送ることでアドバンテージのあるカードを送り、次に繋げていくのがこのカードの役割となります。
ただ、教導(ドラグマ)を利用するユーザーが増えたことで、相手のエクストラデッキにメタカードが積まれていることも多く、墓地送りの効果はリスクも大きいです。
対戦相手や環境を読んだ上での採用となるでしょう。
《その他の教導(ドラグマ)モンスター》

その他の教導(ドラグマ)モンスターも決して効果自体は弱くはありませんが、上記のモンスターが少数採用でも優秀すぎることから、現在は採用されることは少なくなっております。
出張セットの場合は、後述する「天底の使徒」と「ドラグマ・パニッシュメント」、モンスターは「教導の騎士フルルドリス」と「教導の聖女エクレシア」のみが少数採用される形が多いでしょう。
《天底の使徒》

通常魔法(準制限カード) このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):EXデッキからモンスター1体を墓地へ送る。 その後、墓地へ送ったモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ、 「ドラグマ」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。 このカードの発動後、ターン終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
現在、準制限に指定されている超強力なサーチカードです。
エクストラデッキからの墓地送りとサーチを同時に行うことができ、教導(ドラグマ)の安定性を支える最重要カードとなっています。
エクストラデッキから墓地に送るカードを状況に応じて変えることで、除去からサーチまで柔軟に対応することが可能です。
非常に汎用性が高く、このカードと「教導の聖女エクレシア」、「教導の騎士フルルドリス」または「ドラグマ・パニッシュメント」は数多くのデッキに出張されることとなっています。
《ドラグマ・パニッシュメント》

通常罠 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスター1体を自分のEXデッキから墓地へ送り、 対象のモンスターを破壊する。 このカードの発動後、次の自分ターンの終了時まで自分はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。
このカードはエクストラデッキからの墓地送りと破壊を同時に行えるカードです。
この効果のみでもシンプルに強いですが、何よりのメリットは「ドラグマ」という名称が付いていることです。
これにより「教導の聖女エクレシア」からサーチすることが出来ます。「教導の聖女エクレシア」は「天底の使徒」で簡単にサーチできることもあり、「ドラグマ・パニッシュメント」は必要に応じて簡単に手札に持ってくることが可能です。
これら主力カード達による安定した立ち回りが教導(ドラグマ)の最大の強みとなっています。
教導(ドラグマ)と相性のカード・テーマ
ここからは教導(ドラグマ)と相性の良いカード紹介となります。
教導(ドラグマ)はエクストラデッキからカードを墓地に送ることに長けているため、墓地に送られた場合に発動する効果をもつエクストラデッキのモンスターは非常に相性が良いです。
《旧神ヌトス》

融合・効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻2500/守1200 Sモンスター+Xモンスター 自分フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。 自分は「旧神ヌトス」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚する。 (2):このカードが墓地へ送られた場合、 フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
このカードは教導(ドラグマ)で多用される破壊カードです。
墓地に送られるだけで即フィールドのカードを1枚破壊できるため、「天底の使徒」や「ドラグマ・パニッシュメント」と共に使用されることが多いです。
《中生代化石騎士スカルナイト》

融合・効果モンスター 星6/地属性/岩石族/攻2400/守1100 岩石族モンスター+レベル5・6のモンスター このカードは「化石融合-フォッシル・フュージョン」の効果でのみEXデッキから特殊召喚できる。 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、 その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。 (2):このカードの攻撃でモンスターを破壊した時に発動できる。 このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。 (3):墓地のこのカードを除外し、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。
このカードはモンスターのみの破壊効果となっていますが、起動効果であるため好きなタイミングで打つことが出来ます。
相手ターンの妨害には向きませんが、自ターンなら好きなタイミングで利用できるため、寧ろ教導(ドラグマ)のメタカードとして採用されることが多いカードとなっています。
レアリティも低く、集めやすいカードであるため、予算に余裕が無い場合もこちらを採用すると良いでしょう。
《灰燼竜バスタード》

融合・効果モンスター 星8/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000 「アルバスの落胤」+攻撃力2500以上のモンスター このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードの攻撃力は、 このカードの融合素材としたモンスターの元々のレベルの合計×100アップする。 (2):このカードが融合召喚に成功したターン、 このカードはEXデッキから特殊召喚された他のモンスターが発動した効果を受けない。 (3):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。 デッキから「ドラグマ」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を選び、手札に加えるか特殊召喚する。
このカードは墓地に送られたターンのエンドフェイズ時に「アルバスの落胤」か「ドラグマ」モンスターをサーチor特殊召喚することが出来ます。
「教導の聖女エクレシア」をサーチすればドラグマ魔法罠も間接的にサーチすることが可能です。
状況に応じて呼び出すモンスターを選定しましょう。
《虹光の宣告者》

シンクロ・効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻 600/守1000 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 お互いの手札・デッキから墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。 (2):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、 このカードをリリースして発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 (3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから儀式モンスター1体または儀式魔法カード1枚を手札に加える。
このカードは儀式カードのサーチ手段です。
教導(ドラグマ)はエクストラデッキメタのテーマですので、メインデッキで戦う儀式デッキとの相性が良いです。
影霊衣(ネクロス)と組み合わせる際はこのカードを採用しておくと良いでしょう。
《召喚獣》

効果モンスター 星4/闇属性/魔法使い族/攻1000/守1800 (1):このカードを手札から墓地へ送り、 自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1000アップする。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):このカードが召喚・リバースした場合に発動できる。 デッキから「召喚魔術」1枚を手札に加える。
教導(ドラグマ)は少ない枚数のカードで高い安定性を誇るデッキです。
同様に少ない枚数のカードで高い安定性と持続力を持つ召喚獣と組み合わせるのは非常に強力です。
少ないパーツで戦えるということは、その分手札誘発など妨害に力を割けるということです。
状況に応じた対応力、持続力、手札誘発による妨害力など多方面に優れており、大会でも上位入賞の多い組み合わせとなっています。
《シャドール》

融合・効果モンスター 星6/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2000 属性が異なる「シャドール」モンスター×2 このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。 このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合、 フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードの効果を無効にする。 (2):このカードは戦闘では破壊されない。 (3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 自分のデッキ・墓地から「シャドール」カード1枚を選んで手札に加える。 その後、手札を1枚選んで捨てる。
その他に非常に相性の良いテーマはシャドールです。
「エルシャドール・アプカローネ」は墓地に送られた際、シャドール魔法罠をサーチ+手札を墓地送りすることができます。
教導(ドラグマ)のエクストラデッキから墓地に送る効果と合わせて使い、「影依の偽典」をサーチする動きが非常に強力です。
永続罠 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分・相手のメインフェイズに発動できる。 自分のフィールド・墓地から、「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。 その後、この効果で特殊召喚したモンスターと同じ属性を持つ相手フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る事ができる。 この効果で特殊召喚したモンスターは直接攻撃できない。
「影依の偽典」は自分・相手ターンに毎ターン融合召喚を行うことが可能であり、「エルシャドール・ミドラーシュ」などで妨害を行っても強力でしょう。
「教導(ドラグマ)」パーツを入れることで事故率の高い融合テーマでも安定性を手に入れることが可能になります。
教導(ドラグマ)についてのまとめ

教導(ドラグマ)のテーマストーリー解説から、戦い方・相性の良いカード紹介までいかがだったでしょうか?
11期の新たなるストーリーテーマであり、大会でも活躍する人気テーマである教導(ドラグマ)。
使っていても非常に楽しいカードですので、是非皆さんも教導(ドラグマ)デッキを組んでみてください!
紹介した以外にも相性の良いカードなどございましたら、コメントをお願いいたします!