気を許した瞬間にワンターンキルを行ってくる殺意の塊として名高いホープデッキですが、新規カードの登場で更なる殺意と安定性を手に入れることに成功しました。
本動画では新規ホープ・ZW・ZSについて解説していきます。
【これまでのホープ・ZW】

新規カードを語る前にこれまでのホープデッキについて簡単に解説します。
《殺意の高い各種ホープ》

遊戯王ZEXALの主人公「九十九遊馬」の切り札である希望皇ホープの派生カードは危機的状況から逆転するために非常に殺意の高い効果を持っています。

「No.39 希望皇ホープ・ダブル」は自身の効果でホープの攻撃力を倍にしつつ、ダブルアップチャンスでさらに倍である1万まで攻撃力を上昇させることができます。
そのため、相手フィールドに攻撃表示モンスターがいれば大抵の場合ワンターンキルが可能となります。

「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」はレベル4を2体使って出したホープの上に重ねて召喚できるお手軽脳筋カードです。
攻撃時にカードの発動を封じつつ、自身の攻撃力を5000にできるため、強力な耐性持ちのモンスターを突破可能な攻撃性能を持っています。

「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」はエクシーズ召喚時に相手フィールドのモンスターの攻撃力を全て0にできます。
この他のホープも非常に強力な殺意を持った効果となっており、脳筋と呼ぶにふさわしいテーマです。
《エクシーズ・チェンジ・タクティクス》

こういった脳筋のホープでアドバンテージを獲得するのに重要な役割を果たしていたのが「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」になります。
このカードはホープを出す度に500ライフ払ってドローすることが可能です。
ホープは重ねてエクシーズ召喚できるカードが多く、1度エクシーズ召喚してしまえば複数枚のドローが可能です。
このカードはフィールドに1枚しか存在できないため、複数枚並べることはできませんが、それでもこのカード1枚から大きなアドバンテージを獲得することができます。
このカードの存在がホープデッキの大きな強みであることは間違いないでしょう。
そんなドロー力と殺意を併せ持ったホープには、自身を装備カードにして戦闘をサポートする「ZW」という補助テーマがあります。
こちらはアニメ遊戯王ZEXAL放映時に数多く収録されましたが、その多くは微妙性能なカードとなってしまっております。
《ZW-阿修羅副腕》

ただ、その中で現在でも活躍できるのがこのカードとなります。
このカードは攻撃力を1000ポイントアップさせつつ、全体攻撃を可能にするカードです。
通常のホープですら3500の全体攻撃となりますので、非常に高いキル性能を持っています。
各種進化形態のホープと組み合わせれば一気にライフを削りきることができるでしょう。
こういった過去のホープとサポートですが、新規によって更に殺意を高めつつ安定性も得ることが出来るようになります。
次に新規カードについて解説していきます。
【新規ホープ・ZW・ZSの解説】
こちらの項目では新規ホープ・ZW・ZSについて紹介していきます。
《ZW-天馬双翼剣》

このカードはライフが相手より2000以上少ない時に特殊召喚できる効果、装備カードになって攻撃力を1000上げる効果、装備カード状態の時にモンスター効果を1度無効にすることが出来る効果を持っています。
希望皇ホープデッキでは「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」を採用している関係で簡単にライフポイントを減らすことが可能です。そのため、希望皇ホープデッキなら召喚条件に苦労することは少ないでしょう。
このカード最大のメリットはモンスター効果を無効にできる点です。
この効果は何と自身の効果以外で装備カードとなっている場合でも発動が出来るため、「ユニオン・キャリアー」の効果でデッキから装備カードにすることで1妨害構えることが可能です。
希望皇ホープデッキに限らず、汎用性を持ったカードとして「ユニオン・キャリアー」とセットで採用することもできるでしょう。
自身の効果以外で装備カードとなった場合は攻撃力アップ効果は適用されませんので注意が必要です。
《ZS-武装賢者》

このカードはレベル4が一体のみの場合、手札から特殊召喚が可能です。
レベル4と指定が緩く、ZWやZSのみに特化したデッキ以外でもランク4が主軸なら簡単に組み合わせることができます。
さらにこのカードを素材に「希望皇ホープ」モンスターをエクシーズ召喚すれば、ZWカードをサーチできるため、「ZW-天馬双翼剣」で妨害を構えることや「ZW-阿修羅副腕」で一気に相手ライフを削りにいくことが可能です。
状況に応じたZWをサーチできるため、新規「希望皇ホープ」デッキでは主軸となるカードです。
《ZS-昇華賢者》

このカードは自分フィールドにカードが存在しない場合に特殊召喚できる効果と「希望皇ホープ」の素材にした場合に「RUM」をサーチできる効果を持っています。
特殊召喚効果のみであれば他に条件の緩いモンスターもいますが、このカードの真価は「RUM」をサーチできることにあります。
希望皇ホープデッキなら後述の「RUM-ゼアルフォース」がおすすめですが、このカードの汎用性なら「RR」などに出張してその場で必要な「RUM」をサーチすることも可能です。
「RUM」を採用するテーマであれば、「希望皇ホープ」モンスターとセットで採用すると良いでしょう。
「SNo.0 ホープ・ゼアル」が禁止カードになったからこそ「RUM」のサーチが許されるようになったと考えると、希望皇ホープデッキ的には「SNo.0 ホープ・ゼアル」の禁止行きは良いことであったのかもしれません。
《竜装合体ドラゴニック・ホープレイ》

このカードは「CNo.39 希望皇ホープレイ」として扱う効果と、効果の対象・攻撃対象になった際にデッキからZWを装備する効果、装備しているZWの枚数分フィールドの表側表示の効果を無効にする効果を持っています。
一見必要なさそうに見える「CNo.39 希望皇ホープレイ」として扱う効果ですが、この効果のお陰で「No.39 希望皇ホープ・ダブル」の効果でこのカードを特殊召喚が可能となります。
そのため、レベル4が2枚並べば「RUM」を使わずとも攻撃力を倍の5000にして特殊召喚が可能です。
「No.39 希望皇ホープ・ダブル」の効果で呼び出した際は直接攻撃はできませんが、自身のZWを装備する効果と合わせればワンターンキルは容易でしょう。
タダでさえ強力なワンターンキル性能を持ったホープデッキが更に殺意の塊へと進化します。
ホープデッキを相手にする際は攻撃表示でモンスターを出すことは全裸で敵と相対しているのと同じようなことであると忘れないようにしましょう。
また、先行をとってしまいワンターンキルが出来ない場合は妨害効果を持った「ZW-天馬双翼剣」や耐性を付与する「ZW-雷神猛虎剣」などを装備すると良いでしょう。
《ZW-弩級兵装竜王戟》

このカードは「ゼアル」魔法・罠をサーチする効果、攻撃力3000アップの装備カードとなる効果、装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に装備カード扱いの「ZW」を展開できる効果を持っています。
「ゼアル」魔法・罠は後述の「ゼアル・コンストラクション」をサーチすれば、「RUM」など更に次のサーチに繋げつつ状況に応じた展開ができるため強力です。
装備カードになる効果と、装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に「ZW」を展開する効果は若干オーバーキルになりがちに思えますが、意地でも相手をキルするという鉄の意志を感じます。
ただ、このカードは相手への直接攻撃ができないため、装備モンスターで殴ったあとこのカードでトドメを刺すことはできません。
他に装備されている「ZW」にトドメの役割は渡しましょう。
《RUM-ゼアル・フォース》

このカードはランクが1つ高い「希望皇ホープ」か「ZW」にエクシーズ召喚しつつ、デッキの1番上に「ZW」又は「ZS」を置くことができます。
更にライフが相手より2000以上少なければ1枚ドローすることができるため、デッキトップに置いたカードをそのまま手札に加えることが可能です。
希望皇ホープデッキではレベル4が主体となるため、エクシーズ召喚の難しいランク5の「ZW」エクシーズモンスターはこのカードで特殊召喚するのがおすすめです。
《ゼアル・コンストラクション》

このカードは手札を1枚特定のカードに書き換える効果を持っています。
このカード1枚分のディスアドバンテージとなりますが、サーチ対象の幅が広く、後でディスアドバンテージ分は取り戻せるため大きな問題にはならないでしょう。
このカード自体も「ZW-弩級兵装竜王戟」でサーチすることができ、希望皇ホープデッキの安定性に一役買っています。
今まではサーチが難しかったRUMを簡単に手札に加えることが出来るのに加え、事故要因になりがちだった「ZW」も安定して使うことができるようになったのは大きな強化となっております。
《ゼアル・エントラスト》

こちらは墓地の「ホープ・ZW・ZS」を手札に加えるか特殊召喚することができるカードです。
また、ライフが相手より2000以上少なければ墓地から除外することで「ゼアル」魔法・罠カードを回収することができます。
このカードのお陰で継戦能力はかなり上がりますので、ワンターンキルしきれなかった場合でも次のターンでのキルに繋げることができます。
《ゼアル・アライアンス》

このカードはエクシーズモンスターがやられた際にライフを10にして「希望皇ホープ」を超強化して蘇生し、任意のカードをデッキの1番上に置くことが出来るカードです。
一気に大逆転に持っていける最後の切り札となるカードです。
その分ライフ10という極限までリスクを負うため、発動タイミングによっては一瞬で敗北に繋がる恐れのあるハイリスクハイリターンなカードとなっています。
通常では使いにくい「シャイニング・ドロー」などをデッキトップに固定すれば一気に逆転させることが可能です。
このカード自体はサーチが容易であるため、採用は1枚程度に留めておくのが良いでしょう。
【新規ホープ・ZW・ZSと相性の良いカード】
ここからはホープ・ZW・ZSと相性の良いカード・テーマを紹介していきます。
《成金ゴブリン》

まずおすすめなのが「成金ゴブリン」です。
このカード自体でアドバンテージはありませんが、ライフ差が広がることで各種効果条件を満たすことが可能です。
「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」を引けていればこのカードの出番はありませんが、「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」自体を引きに行くことにも繋がりますので腐る機会は少ないでしょう。
デッキの各種枚数と相談して採用するかどうか判断するカードとなります。
《ジェネレーション・フォース》

このカードは「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」を何としても手札に引き込みたい場合に採用したいカードです。
ただし、「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」自体はフィールドに1枚しか存在できないため、「エクシーズ」カードの採用が「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」のみであった場合は腐る可能性が高まります。
その場合は「エクシーズ・インポート」や「エクシーズ・リボーン」など汎用性が比較的高い「エクシーズ」カードを合わせて採用することが必要です。
《神の宣告》

古くから存在する伝統ある最強の罠カードです。
性能は言わずもがな強力ですが、このデッキではライフコストがメリットになります。
また、このカードはライフを半分にするため、どれだけライフポイントが少なくても発動が可能です。
「ゼアル・アライアンス」などでライフが10になった場合でも利用可能な点はひとつのメリットです。
使い勝手の良い罠カードですので、採用をおすすめします。
《オネスト》

こちらも「ダメステいいっすか?」を生み出した歴史あるカードです。
攻撃力を大きく上昇させることができるカードですが、攻撃力上昇はエンドフェイズまで持続するため全体攻撃と相性が良いです。
「ZW-阿修羅副腕」と合わせれば最低でも相手モンスターの数×3500ポイント以上のダメージを与えることができます。
そこに他のZWやホープの効果が合わされば8000のライフポイントなど一瞬で消し飛びます。
また「No.39 希望皇ホープ・ダブル」と合わせれば1万の戦闘ダメージを通せますので、完全なるワンショットキルとなります。
非常に爽快ですので、希望皇ホープデッキの殺意を極限まで高めたい方には是非とも採用してもらいたいカードになります。
【新規ホープ・ZW・ZSと相性の良いテーマ】
ここからは相性の良いテーマの紹介となります。
新規ホープ・ZW・ZSはレベル4のサポートが中心であるため、簡単に出張が可能です。
レベル4が2枚並ぶだけで即死級のコンボができますので、各種ランク4テーマに合わせてみても良いでしょう。
《レイドラプターズ》

ランク4テーマの中でも特にオススメなのが「RR」です。
レベル4を展開しやすいテーマであることに加え、「RR」では「RUM」を多用します。
今回の新規カードで「RUM」のサポートが大きく増えたため、「RR」の展開を行う上でも強力です。
「RR」のサポートを行いつつ、キル性能を上げることができるのでおすすめです。
《クロノダイバー》

次におすすめなのがクロノダイバーです。
こちらもランク4の展開に長けており、「クロノダイバー・リダン」を安定して特殊召喚して戦うデッキになります。
クロノダイバーは「クロノダイバー・リダン」でしぶとくアドバンテージを獲得して戦っていくデッキですが、火力は大きくありません。
今回の新規希望皇ホープカードなどと組み合わせることで、状況に応じて一気にキルできるようになりますので、組合わせてみても良いかもしれません。
この他にもランク4を出しやすいデッキなら何処でも組み合わせれますので、自身の好きなテーマと組み合わせてみると良いでしょう。
【ホープ・ZW・ZSについてまとめ】

ホープ・ZW・ZSについての解説は如何だったでしょうか?
タダでさえ殺意の塊であったホープが、更なる殺意と安定性を手に入れつつ、様々なデッキに出張しやすくなりました。
いつどこで超攻撃力が飛んでくるか分からないのは恐怖ですが、非常に楽しみですね。
是非皆さんも新規ホープを使って相手を震え上がらせる脳筋デッキを作ってみてください!
今回の記事で紹介していないオススメカードやテーマなどございましたら、コメント欄に記載していただけますと他のユーザーも確認できますので、宜しければご記載くださいませ!