こんにちは!バーチャルデュエリストの「しがと」です。
皆様は11期で登場した「アルバスの落胤」は使用しておりますでしょうか?
「アルバスの落胤」はドラグマ、トライブリゲード、スプリガンズと11期ストーリーテーマと関連する効果を持った融合モンスターの素材となるキーカードとなります。
本動画では「アルバスの落胤」をサポートする「烙印」カードについての解説となります。
【アルバスの落胤とは?】

「アルバスの落胤」は召喚・特殊召喚に成功した時に手札を1枚墓地に送ることで相手フィールドのモンスターとこのカードで融合召喚を行うことができます。
各種サポートカードで「アルバスの落胤」をサーチ、リクルートを行い相手モンスターを除去しつつ融合モンスターを展開していくのが基本の戦い方となります。
【アルバスの落胤を素材とする融合モンスター】

では次は「アルバスの落胤」を融合素材とするモンスターについて解説していきます。
「アルバスの落胤」を融合素材とするモンスターは墓地に送られた時に「アルバスの落胤」か関連テーマのモンスターをサーチ、又は特殊召喚することができます。
この効果はフィールドだけでなく、エクストラデッキから直接墓地に送られた際も発動することができます。
そのため、エクストラデッキのカードを墓地に送るカードとセットで採用されることが多いです。
それぞれについて順に解説していきます。
《灰燼竜バスタード》

このカードは「アルバスの落胤」と攻撃力2500以上のモンスターが素材となっております。
このカード固有の効果は素材のレベル×100の攻撃力アップと融合召喚したターンはエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの効果を受けないとなっております。
直接アドバンテージを取れる固有効果はありませんが、素材が攻撃力2500以上のモンスターと緩いため「アルバスの落胤」を腐らせてしまう機会は少ないでしょう。
共通効果はドラグマのサーチ・リクルートとなっており、「教導の聖女エクレシア」や「ドラグマ・パニッシュメント」とセットで良く採用されます。
ドラグマは1枚からでもアドバンテージを取れるため、非常に強力です。
《痕喰竜ブリガンド》

このカードは「アルバスの落胤」とレベル8以上のモンスターが素材となっております。
固有効果は戦闘破壊耐性、このカード以外のモンスターをモンスター対象にさせない効果となっています。
固くはありますが、このカードもアドバンテージを取れる効果ではありません。
また、リンクやエクシーズが展開されることも多い現環境では相手モンスターを素材にする際に条件が少し厳しいです。
共通効果は鉄獣戦線のサーチ・リクルートです。鉄獣戦線はドラグマやスプリガンズと異なり「アルバスの落胤」と混ぜにくい効果であるため、基本的には「アルバスの落胤」をサーチ・リクルートすることになるでしょう。
このカードは他の融合モンスターより少し優先度が下がるカードとなります。
《鉄駆竜スプリンド》

このカードは「アルバスの落胤」とこのターン特殊召喚されたモンスターが素材となっております。
特殊召喚を行わないデッキは数少ないため、基本的にはどのデッキの相手モンスターも吸収できるポテンシャルを持っています。
ただし「このターン特殊召喚された」という条件があるため、相手ターンにアルバスの落胤を展開する必要がある点は注意が必要です。

「スプリガンズ・メリーメイカー」なら相手ターンにエクストラデッキから「アルバスの落胤」を素材とする融合モンスターを墓地に送り、エンドフェイズ時に「アルバスの落胤」を特殊召喚してこのカードを融合召喚する流れが強力です。
また、固有効果も非常に強力です。
自分のメインフェイズ時にモンスターゾーンを移動し、正面の表側表示のカードを全て破壊することができます。
融合素材も緩く、固有効果もアドバンテージを取れる効果であるため主力となる性能となっております。
共通効果はスプリガンズのサーチ・リクルートです。スプリガンズは「アルバスの落胤」と相性の良い効果を持っているため、組み合わせるのがおすすめです。
《烙印竜アルビオン》

このカードは「アルバスの落胤」と光属性が素材となっております。
光属性は採用率が高く、相手モンスターを吸収できる機会は多いでしょう。
固有効果は手札・フィールド・墓地から融合素材を除外し、レベル8以下の融合モンスターを融合召喚するという効果となっています。
このカードを融合召喚するだけで更に大型モンスターを展開することが可能です。
連続融合を行うなら相手モンスターを素材にせず、「白の烙印」などの融合カードを使っても良いでしょう。
また、素材も緩いため「アルバスの落胤」を採用せずに融合素材代用モンスターを使って連続融合召喚を行うこともできます。
共通効果は他のカードと異なり、「烙印」魔法・罠カードのサーチ・セットとなります。
アルバスの落胤の特殊召喚効果はありませんのでご注意ください。
【「烙印」魔法・罠カードの解説】
ここからは「烙印」魔法・罠カードの解説となります。
《白の烙印》

このカードはドラゴン族を素材とする融合モンスターを融合召喚するのに使える魔法カードです。
「アルバスの落胤」を素材とする融合モンスターを特殊召喚する際は墓地から素材を除外することも可能です。
手札消費を抑えて展開できるため使い勝手の良い融合魔法カードとなります。
また、「アルバスの落胤」のコストとして墓地に送られた場合はエンドフェイズ時にセットすることができます。
自分ターンにコストにした場合は次に使えるのは次ターン以降となるため、できれば相手ターンに「アルバスの落胤」を特殊召喚したいところです。
《烙印共鳴》

このカードは融合モンスターが墓地に送られたターンに墓地又は除外ゾーンから融合モンスターを蘇生する効果と、「アルバスの落胤」のコストに使用したターンのエンドフェイズ時に墓地からセットする効果を持っています。
罠であるため発動できるタイミングが遅く、使い勝手は微妙です。
「アルバスの落胤」のコストになった場合にはエンドフェイズ時にセットできますが、このカードを優先するより他の強力なカードを採用した方が良いかと思います。
「烙印竜アルビオン」からサーチ・セットができますので、採用する場合は1枚で充分でしょう。
《烙印の裁き》

このカードは自分のレベル8の融合モンスターの攻撃力以上の相手モンスターを全て破壊する効果と、「アルバスの落胤」のコストになった際にエンドフェイズ時に墓地からセットする効果を持っています。
発動条件が厳しく、活躍の場はかなり限られます。「アルバスの落胤」を素材とする融合モンスターはどれも攻撃力2500以上であり、破壊対象が限られます。
「アルバスの落胤」のコストとして墓地に送られた場合にエンドフェイズ時に墓地からセットできますが、このカードの性能自体が微妙すぎるため他の強力なカードを採用するほうが良いでしょう。
こちらも「烙印竜アルビオン」からサーチ・セットができますので、採用するとしても1枚で充分でしょう。
【アルバスの落胤と相性の良いカード】
ここからは相性の良いカードの紹介となります。
《ドロドロゴン》

「烙印竜アルビオン」を融合召喚するのにおすすめのカードです。
融合素材の代用効果、このカードを素材に融合召喚できる効果を持っています。

適当なレベル2チューナーと「Emトリック・クラウン」でこのカードをシンクロ召喚をすれば、自身の効果で蘇生した「Emトリック・クラウン」とこのカードでそのまま「烙印竜アルビオン」を融合召喚可能です。
更に「烙印竜アルビオン」の効果でこのカードと「Emトリック・クラウン」を除外すれば「ミュステリオンの竜冠」を融合召喚できます。
少ない消費で大型モンスターを展開できるのでおすすめのコンボです。
《ミュステリオンの竜冠》

上記のコンボで連続融合できることに加え、「アルバスの落胤」とも相性が良いです。
魔法使いの多いドラグマと「アルバスの落胤」でこのカードを融合召喚できるため、「白の烙印」を採用しているならこのカードもセットで採用すると良いでしょう。
「チェーンブロックを作り自身を特殊召喚したモンスター」または「同じ種族のモンスターのチェーンブロックを作る効果により特殊召喚されたモンスター」を除外する効果も強力です。
種族統一デッキなら相手モンスターをまとめて除外可能です。
使うタイミングは難しいですが、非常に強力な効果ですのでこのカードは優先して特殊召喚しても良いでしょう。
《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》

「アルバスの落胤」+闇属性で出せる大型モンスターです。
「アルバスの落胤」から特殊召喚できるモンスターの中で特に攻撃的な効果を持っています。
闇属性モンスターは採用率も非常に高く、このカードの融合召喚は簡単です。
性能も高いため、「アルバスの落胤」を主軸にするなら採用しておきたいカードです。
ただし、フィールドの闇属性モンスターが素材であるため、「白の烙印」の効果で墓地のカードを素材に融合召喚することはできません。
その点だけは注意しておきましょう。
【アルバスの落胤と相性の良いテーマ】
ここからは相性の良いテーマの解説となります。
《ドラグマ》

ドラグマは相性の良いというより、最早同一テーマと言った方が良いかもしれません。
元々セットで運用することを想定されており、効果の相性は非常に良く、且つカードパワーも高いです。
「教導の聖女エクレシア」「ドラグマ・パニッシュメント」「天底の使徒」は汎用性が高く、どのデッキにも出張出来るほどですので、合わせて採用すると良いでしょう。
ただし、1点注意するべきなのが「ドラグマ・パニッシュメント」や「天底の使徒」でエクストラデッキから「アルバスの落胤」を素材とする融合モンスターを墓地に送っても、エクストラデッキからの特殊召喚に制限がかかるため、エンドフェイズに「アルバスの落胤」を特殊召喚して融合は出来ません。
この場合は「教導の聖女エクレシア」を特殊召喚してサーチに繋げるか、「アルバスの落胤」は手札に加えるのが良いでしょう。
《スプリガンズ》

「アルバスの落胤」と特に相性が良いのがスプリガンズです。
こちらもドラグマと同じく、「アルバスの落胤」とセットで運用できる効果となっています。
「鉄駆竜スプリンド」の時にも説明しましたが、「スプリガンズ・メリーメイカー」が「アルバスの落胤」と非常に相性が良いです。
「ドラグマ・パニッシュメント」などと異なり、「スプリガンズ・メリーメイカー」はエクストラデッキからの特殊召喚に対する制限がありません。
そのため、エンドフェイズ時に「アルバスの落胤」を特殊召喚し、そのまま相手モンスターを吸収して融合召喚が可能です。
ストーリー設定的にもスプリガンズは「アルバスの落胤」と「教導の聖女エクレシア」と共に行動することになるため、スプリガンズ×ドラグマ×アルバスの落胤が最もメジャーな組み合わせとなるでしょう。
《シャドール》

続いての相性の良いテーマはシャドールです。
シャドールは「アルバスの落胤」というより、「烙印竜アルビオン」と相性が良いです。
シャドールにはサーチ・リクルートが容易なレベル2チューナー「シャドール・ファルコン」がいます。そして、「エルシャドール・ネフィリム」の融合素材として優秀な「Emトリック・クラウン」も採用しやすいです。
そのため、前述の「ドロドロゴン」と合わせて「烙印竜アルビオン」「ミュステリオンの竜冠」の連続融合を簡単に狙っていくことが可能です。
大型モンスターを一気に展開できるので、使っていて爽快な融合デッキとなります。
《青眼の白龍》

続いてのおすすめは青眼の白龍デッキとなります。
こちらは「白の烙印」と相性の良いデッキとなります。
「白の烙印」は融合素材にドラゴン縛りがありますが、青眼の白龍なら腐ることはありません。
そして「烙印竜アルビオン」は素材が光属性縛りであるため、召喚が容易です。
また、「ミュステリオンの竜冠」の素材となる魔法使いとドラゴン族のどちらも採用されるため、合わせて投入することができます。
カッコ良い大型モンスターで殴りたい!という方には青眼の白龍デッキがおすすめです。
【アルバスの落胤についてのまとめ】

「アルバスの落胤」と「烙印」についての解説は如何だったでしょうか?
複数テーマに跨る効果であるため、組み合わせる塩梅は難しいですが、逆に言えば自身でオリジナリティのあるデッキを組むことが可能です。
是非様々なカードを組み合わせて自分だけのアルバスの落胤デッキを作ってみてください!
今回紹介した以外にもおすすめカードなどございましたら、コメント欄に記載していただけますと幸いです。